Moon Stone
6月の誕生石 ムーンストーン
宝石言葉
知性・物思い・恋の予感・純粋な愛
「愛の予感」「幸福な人生を」というメッセージが込められているムーンストーンは、暗闇を照らす月光のように、月の精神を伝えるアンテナとされ、交通安全・人生に光を灯す、と考えられていました。
ムーンストーンは長石と呼ばれるグループに属する石ですが、鉱物的な定義が難しい石とされています。
長石そのものが非常に範囲の広いグループであり、「鉱物名」としては細分化、多様化されているということに加え、人間の目で見て「月のような光」が浮かぶ石を「ムーンストーン」と呼称するのが理由です。
この「月のような光」は「シラー効果」と呼ばれ、優しくぼんやりと光るのが特徴です。
そんなムーンストーンを身につけると、
◇願いを叶えたい!
◇大切な人を事故から守りたい!
◇この悲しみを拭い去りたい!
そんな願いが叶うかもしれません。
昔から「満月から降り注ぐ月光を浴び、ムーンストーンを口にくわえて願い事をすると叶う」と言い伝えられているロマンチックな石でもあるんですね。
ムーンストーンのプチエピソード
ムーンストーンにまつわるちょっとしたお話
ムーンストーン好きにはたまらない!「へー」「ほー」となるエピソードをご紹介します。
記念日にムーンストーンを
◇結婚13年記念日
ムーンストーンのメッセージ「愛の予感・幸福な人生」のように、13年目に2人の愛の再確認を。
そして、これからも幸福な2人の人生が続くよう願いを込めて贈ってください。
月の光が宿る宝石
1世紀、古代ローマの書物「博物誌」の中に「石の中に月に似た形があり、月の表面を反射する。 その人の言うことが本当なら、月の満ち欠けに従い、その形も大きくなったり小さくなったりする」と記載があります。
また10世紀後半の宝石書の中にも 「この石は愛する月に共鳴し、月が満ちるときに光り、欠けるときに影が薄れる」という記載が。
さらに16世紀、レオナルドゥスの「宝石の鏡」の中には 「月の満ち欠けによって、色が増したり減ったりする。 満ちているときは肺病を治し、欠けていくとき未来を予知させる」とも記載されています。
このように古代から現代にいたるまで、ムーンストーンは月との密接な関係があるとみられていたのです。
ムーンストーンのシラー効果
シラー効果とは、陰のある特有の青白い光が石の曲面に浮かび上がって見える現象です。
一般的にムーンストーンは無色・ホワイトで半透明から不透明な石ですが、シルバーがかったもの、グレーがかったもの、青っぽいグレー、薄い黄色や緑、オレンジがかったピンク系など、様々な色があります。
ムーンストーンの中でも特に、ロイヤルブルームーンストーンは半透明で傷がなく、青い反射の出るものをいい、高い価値があります。
ムーンストーンの基礎知識
ムーンストーンについてもっと詳しくなりましょう!
せっかく持っている宝石だもん!石のこと詳しく知って、もっともっとムーンストーンを好きになってください。
和名
月長石
由来
17世紀前半までセレニテスと呼ばれていました。語源はギリシャ語のセレネー(月)です。ムーンストーンの青白い輝きが、雲間の月光のようなので名づけられたと言われています。
硬度
6~6.5
産地
スリランカ・インド・マダガスカル・タンザニア・ミャンマー
比重
2.57
結晶系
単斜晶系
光沢
ガラス状